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23区のマンション、「希望価格」と「分譲価格」の乖離は17%/アトラクターズ・ラボ調査

 不動産マーケティングを手がけるアトラクターズ・ラボ(株)は16日、首都圏マンション需給価格調査を発表した。分譲マンション購入者の希望価格と実際の購入価格にどの程度乖離があったかを把握することを目的に2004年から年2回、同社運営の分譲マンション購入者向けサイト「住まいサーフィン」会員に対し実施している。

 08年7~12月期のマンション平均分譲価格は、23区が5,871万円、23区以外が4,308万円だった。これに対し、ユーザーの平均希望価格は23区が5,003万円、23区外は3,745万円で、その乖離幅は23区が868万円(乖離率17.3%)、23区外が563万円(同:15.0%)だった。乖離率は、前年同期調査より23区で5.5ポイントダウンしているが、23区外は8.3ポイントも上昇した。

 また同社によると、23区、23区外とも、乖離率が増えると逆に分譲開始戸数は減少する、相関指数が▲0.85の強い「逆相関関係」となっており、「乖離率が減少すると販売に明るい兆しが見え、需要量も上昇していく」としている。



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