(社)東京都宅地建物取引業協会は15日、京王プラザホテル(東京都新宿区)にて新年会を開催。協会役員、国会議員、都議会議員、関係団体・官庁関係者など多数の来賓が参加した。
冒頭あいさつした会長の池田行雄氏は「未曾有の市況下ではあるが、税制などでは予想を上回る成果・支援を頂戴できた。今年はこうした景気対策を活用するとともに、私たち自身も知恵を出し合い、『禍転じて福となす』よう努力してきたい」とし、「喫緊の課題として、会員の支援事業に邁進するほか、財務体質の抜本的改善、公益法人への対応などに取り組んでいく。また、公益性のある、地域社会へ貢献できる事業に協力する都宅協として、間接的なリターンも見込める2016年の東京オリンピック招致活動にも協力していくつもりだ」などと語った。
また、来賓として出席した東京都知事の石原慎太郎氏は「米国金融経済に端を発する不況や地球温暖化など、重苦にあえぐような環境であるが、例えば東京オリンピックなどの開催で、明るいムードをつくっていきたい。こうしたイベントは、皆様方への経済効果もさることながら、誰かの一所懸命な姿は心を熱くするものがある。特に、若者たちにそうした感動を味わってもらいたい」などとあいさつした。