不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ(株)は23日、マンション購入検討者の意識調査結果を公表した。
同調査は、同社インターネットサイト「住まいサーフィン」のモニターとして登録された会員で、直近3ヵ月に新築マンションの販売センターに行った経験のある者を対象に、1月7~13日に実施したもの。
購入者の価格に対する意識、価格弾力性、商品選択の優先順位等について四半期ごとに定期的に調査、消費者心理を時系列で比較している。
それによると、「マンション価格は1年後には下がる」との回答者が76.9%と前回調査より9.7%アップ。2008年4月以降で最も高い水準となった。
また、現在の価格に対して「高い」と感じている割合は43.9%と、マンション価格の下落に伴い、前回調査より18.3%減少。一方で、「安い」との回答は11.0%に留まるなど、以前として「高い」との回答が「安い」を大きく上回る結果となった。
また、諦めた物件を再度購入検討する際の価格下落率について、25%下がれば再検討する割合が前回調査より3.4%アップし、31.2%となった。
同社では価格の先安感を反映して、物件購入マインドの低下がより顕著になっていると分析している。