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たな卸資産評価損約94億円を計上、減収減益/サンフロンティア不動産09年3月期第3四半期決算

 サンフロンティア不動産(株)は29日、2009年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(08年4月1日~12月31日)の連結業績は、売上高200億3,100万円(前年同期比▲27.6%)、営業利益▲122億8,100万円、経常利益▲128億9,700万円、当期純利益▲128億8,800万円となった。

 不動産再生事業については、リプランニング事業は、価格に柔軟性を持たせつつ積極的に販売を行なったが、結果として売却6件、売上高46億4,400万円に止まった。また、たな卸資産の評価を行ない、94億2,100万円を評価損として売上原価に計上した。賃貸ビル事業は、既存物件の稼働率は上昇傾向にあり、総じて堅調に推移した。その結果、売上高50億1,275万円、営業損失105億9,095万円となった。

 不動産サービス事業については、売買仲介事業は、不動産向け投資がいっそう委縮し、取引数は低調になった。賃貸仲介事業においては、良質な中型物件の需要は引き続き堅調に推移。プロパティマネジメント事業は、ビルの価値を高めるべく建築改修提案等を積極的に行なった。その結果、売上高2億6,527万円、営業損失1億6,336万円となった。

 通期(08年4月1日~09年3月31日)連結業績予想は、売上高314億円、営業利益▲126億円、経常利益▲134億円、当期純利益▲125億円を見込んでいる。


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