三井ホーム(株)は3日、2009年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(09年4月1日~12月31日)の連結売上高は1,502億7,000万円(前年同期比▲3.5%)、営業損失36億3,000万円(前年同期:営業損失34億1,100万円)、経常損失38億6,400万円(同:経常損失35億2,400万円)、当期純損失35億7,000万円(同:純損失29億1,700万円)。
営業体制の効率化やインターネットの活用による営業情報の獲得、第一次住宅取得者層に向けたパッケージ商品の販売、営業対応力の強化など受注の確保に努めるとともに、原材料価格や輸送コストの上昇を前提としたコストダウンを推進するなど、収益力の向上を図ったが、主力の建築請負事業において、期首受注残高が前連結会計年度を下回ったことや、当期受注が減少したことなどにより営業利益、経常利益とも損失を出した。
また、連結子会社等の解散を決議し、関連会社整理損として計上したことなどにより、特別損失12億2,200万円を計上。
純資産合計は四半期純損失の計上と配当の実施により44億3,500万円減少し、380億200万円、自己資本比率32.6%となった。
なお、通期(08年4月1日~09年3月31日)については、連結売上高2,370億円、営業利益42億円、経常利益40億円、当期純利益21億5,000万円を見込む。