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広島市の老舗料亭旅館を再生、完全貸切型施設「三瀧荘」オープン/ノバレーゼ

「三瀧荘」の現在の外観
「三瀧荘」の現在の外観

 (株)ノバレーゼ(東京都港区、代表取締役社長:浅田剛治氏)は、昭和初期の歴史的建造物を婚礼施設として再生した、完全貸切型(ゲストハウス型)の施設「三瀧荘(みたきそう)」(広島市西区)を、今秋にオープンする。

 同物件は、JR「横川」駅徒歩10分、広島高速道路間所出入口より15分に位置。敷地面積2,705.29平方メートル、木造2階建て、日本庭園も備えた昭和初期の和洋折衷の建造物。
 1946年に料亭旅館「三瀧荘」として開業後、各国要人の宿泊先として、将棋の棋王戦や囲碁の碁聖戦の舞台として利用されていたもの。「三瀧荘」という名前を残し、現存する建物や庭を生かしながら、このたび“ジャパニーズ・モダン”をテーマに再生する。

 今回、敷地内に披露宴会場を新設、チャペルやBarラウンジは別用途で使用されていた既存の施設内に新たに造る予定。オフホワイトを色彩の基調とし、網代天井など当時の建築美を残しながら“シンプルモダン”な現代アートの要素を取り入れる。
 また、施設とともに、敷地内の日本庭園にも近代的な建築要素をアレンジ。披露宴会場とチャペルを庭園と隣接させ、庭側をガラス張りとして開放感ある空間を演出する。

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