不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

新社長に根岸修史氏。現社長の大久保尚武氏は会長に/積水化学工業

「力を合わせて難局を乗り切っていきたい」と語る現社長の大久保尚武氏(左)と、3月1日新社長に就任する根岸修史氏(右)

 積水化学工業(株)は9日、同日開催の取締役会において、代表取締役の異動を決議、記者発表を行なった。

 新代表取締役社長・社長執行役員には、現取締役・副社長執行役員の根岸修史氏が就任。現代表取締役社長・社長執行役員の大久保尚武氏は代表取締役会長に就任する。異動は3月1日付。

 新社長となる根岸氏は、1948年愛媛県生まれ。71年に積水化学工業(株)入社。2001年経理財務部長、03年取締役・経営管理部長、08年4月常務取締役・専務執行役員・最高財務責任者(CFO)、同年10月取締役・副社長執行役員・社長補佐に就任。

 記者発表の冒頭で、現社長の大久保尚武氏は「今回の社長交代は、私自身が社長就任10年の節目を迎えたこと、何より、経営体制の強化を図るため、4月からスタートさせる新中期経営計画の推進に、CFOとしてグループ経営全般を統括してきた根岸副社長が、最適の人材であると判断したことが理由。業務執行は100%社長権限で行なってもらい、自分は会長としてできる限りサポートしていきたい」と語った。
 また、次期社長の根岸修史氏は「需要激減のなかでの社長交代に、ひしひしと責務の重さを感じ、まさに身の引き締まる思い。社長就任後は、喫緊の課題として、(1)新中期経営計画の策定と実行、(2)グループ成長、(3)CSR経営基盤の深化、を推進していく」と語った。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら