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分譲事業の営業利益が86%減/東京建物08年12月期決算

 東京建物(株)は12日、2008年12月期決算を発表した。

 当期(08年1月1日~12月31日)の連結売上高は1,998億1,100万円(前年同期比▲6.3%)、営業利益277億1,000万円(同▲39.0%)、経常利益205億円(同▲48.1%)。SPC活用のマンション事業の収支悪化と株式市場の低迷による投資有価証券評価損約70億円を計上したため、当期純利益は101億100万円(同▲53.5%)となった。

 賃貸事業は、保有ビルの高稼働、新規物件の稼働などで営業収益585億9,500万円(同9.5%増)となったが、営業原価の増加で営業利益は261億7,600万円(同▲5.7%)にとどまった。

 分譲事業は、マンション販売戸数1,837戸(同▲8.1%)、売上計上額804億5,300万円(同▲9.9%)と減少し、販売経費をカバーできず、営業収益926億5,700万円(同▲12.2%)、営業利益12億6,200万円(同▲86.8%)となった。

 なお、次期については、連結売上高2,700億円、営業利益300億円、経常利益200億円、当期純利益80億円を見込んでいる。


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