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開発事業撤退で損失引当金計上、純損失21億円に/日本ハウズイング09年3月期第3四半期決算

 日本ハウズイング(株)は12日、2009年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(08年4月1日~12月31日)の連結経営成績は、売上高431億7,800万円(前年同期比▲5.4%)、営業利益1億5,300万円(同▲91.1%)、経常利益▲5,300万円(前年同期15億6,100万円)。また、開発事業からの早期撤退を決定したことによる損失引当金等10億5,900万円を特別損失として計上、四半期純利益は▲21億5,900万円(同6億2,600万円)となった。

 セグメント別にみると、マンション管理事業では管理戸数の伸長を実現し、売上高230億2,100万円(前年同期比3.6%増)を計上した。営業利益は人員増強による人件費の増加により、18億1,600万円(同▲0.7%)にとどまった。
 ビル管理事業では売上高33億300万円(同0.3%増)を計上したものの、営業利益は開発事業から人員をシフトした影響で1億7,400万円(同▲21.4%)の減益に。
 不動産管理事業では売上高25億5,100万円(同▲1.5%)、営業利益3億4,900万円(同▲16.1%)となった。
 営繕工事事業では、小修繕・大規模修繕工事とも受注が順調に推移。売上高109億5,400万円(同10.5%増)、営業利益7億6,000万円(同4.5%増)を計上した。
 開発建設事業は売上高33億4,700万円(同▲56.1%)、また完成在庫の評価損を追加計上した結果、営業損失14億2,600万円となった。

 さらに、特別損失計上等の影響により通期業績予想を下方修正。売上高590億円(変動なし)、営業利益10億4,000万円(前回予想比▲25.7%)、経常利益7億4,000万円(同▲38.3%)、当期純利益▲19億8,000万円(前回予想▲11億円)を見込む。


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