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東京主要5区の大型ビル賃料、3万円割る/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画は12日、2009年1月度の「東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)オフィス市況速報」を発表した。

 同月の東京主要5区の大型ビル平均空室率は4.53%(前月比0.13ポイントアップ)で、11ヵ月連続の上昇となった。最も空室率が高かったのは新宿区で6.21%(同0.32ポイントアップ)と6%台に突入。現在の経済状況をうけ、不動産、金融、ベンチャー企業の解約が相次いだことが要因。その他エリアでは、港区4.88%(同▲0.07ポイント)、中央区2.46%(同▲0.21ポイント)と改善したものの、千代田区が4.10%(同0.70ポイントアップ)、渋谷区も4.98%(同0.53ポイントアップ)と上昇している。

 また、主要5区全体の平均募集賃料は、坪当たり2万9,266円(同▲834円)と、08年8月以来の5ヵ月連続下落により3万円を割り込んだ。経済状況を受けたフロア返却による館内縮小、雇用調整、固定費の見直しによる移転が増加したため。


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