フロンティア不動産投資法人（FRI）は16日、2008年12月期決算を発表した。
当期（08年7月1日～12月31日）の営業収益は、56億5,800万円（前期比31.5％増）、営業利益は31億5,400万円（同35.1％増）、経常利益は29億5,100万円（同31.4％増）、当期純利益は29億5,000万円（同31.4％増）、1口当たり分配金は1万8,959円。
当期は、三井不動産（株）および同社が出資する特別目的会社から、7月に4物件を取得。加えて、同社の仲介により、初めて同資産運用会社の利害関係人等以外の第三者から、10月に1物件を取得した。その結果、ポートフォリオの多様化・分散化が進展。同投資法人が所有する不動産等は、前期末比で5物件増加、取得価格の合計は364億6,000万円増加し、当期末現在で17物件、取得価格の合計は1,596億800万円となった。
また、ポートフォリオ全体の賃貸状況については、イオンリテール（株）等の大手小売業者と中長期的な契約を締結しており、稼働率99.9％を維持している。
次期については、営業収益60億6,700万円、営業収益32億1,100万円、経常利益28億8,900万円、当期純利益28億8,800万円、1口当たり分配金1万8,000円を見込む。