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08年の全国民間マンション発売戸数、26.7%減の9万8,037戸/不動産経済研究所

 (株)不動産経済研究所は19日、2008年の「全国マンション市場動向」調査を発表した。

 08年1年間で全国主要都市で発売された民間マンションは9万8,037戸(前年比▲26.7%)と16年ぶりに10万台を割り込んだ。
 地域別では、首都圏4万3,733戸(同▲28.3%)、近畿圏2万2,744戸(同▲24.7%)、東海・中京圏7,597戸(同▲25.0%)と三大都市圏でいずれも約25%の減少となった。
 そのほかの地域も北海道2,399戸(同▲37.3%)、東北3,264戸(同▲7.2%)、中国2,357戸(同▲54.7%)、九州1万730戸(同 ▲16.8%)といずれも減少。

 1戸あたりの分譲平均価格は、全国で3,901万円(同2.3%増)。首都圏平均は4,775万円(同2.8%増)、近畿圏平均が3,513万円(同1.0%増)といずれも微増している。

 事業主別の発売戸数は、トップが2年ぶりの大京で4,161戸。以下2位が三井不動産レジデンシャル(3,973戸)、昨年1位だった穴吹工務店が3位(3,843戸)で、4位が藤和不動産(3,353戸)、5位が大和ハウス工業(2,864戸)となった。

 なお、09年の発売見込みは、全国で約9万6,000戸(08年比▲2.1%)で、「改正建築基準法の影響が継続。大都市圏は回復基調も、地方圏はさらに減少へ。郊外型低価格物件、中・小規模物件が中心に」との見解を発表している。


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