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流動化物件の売却滞りや、特別損失約119億円計上で最終赤字に/サンシティ08年12月期決算

 (株)サンシティは20日、2008年12月期決算短信を発表した。

 当期(08年1月1日~12月31日)の連結業績は、売上高338億300万円(前年同期比▲51.4%)、営業利益▲12億7,300万円(前年同期62億7,200万円)、経常利益▲22億7,500万円(同52億4,500万円)、純利益▲136億3,800万円(同29億3,400万円)となった。

 当期は、分譲マンション事業においては、経営資源集約により一定の成果を上げることができたものの、不動産流動化事業において、不動産に係る信用収縮が生じ、流動性が著しく低下していることから売却予定物件にキャンセルが発生するなど、物件売却が予定どおりに進捗せず、業績予想を下回る結果となった。
 また、同社グループが保有しているたな卸資産、固定資産の評価減およびのれんの減損損失を計上したため、特別損失が118億9,100万円発生した。

 次期については、売上高312億4,300万円、営業利益14億1,400 万円、経常利益▲3億9,800万円、純利益▲5億3,800万円を見込んでいる。


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