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第6回「真の日本のすまい」表彰式を開催/住宅産業研修財団

表彰式の様子

 (財)住宅産業研修財団は26日、第6回「真の日本のすまい」提案競技の表彰式を開催した。

 「真の日本のすまい」提案競技とは、地域の気候風土と調和するなど環境との関係を重視し、そこに住まう家族の幸せや近隣との交流を育む場として、日本の生活文化の継承を目的とした新築住宅を提案するもので、(財)住宅保証機構、(財)生涯学習開発財団、(社)日本建築士会連合会の共催により、国土交通省、文部科学省、経済産業省、林野庁、住宅金融支援機構等の後援を得て実施しているもの。

 第6回目となる今回は、8作品が受賞。国土交通大臣賞には「海陸風と住まう家」(辻 健二郎氏)、文部科学大臣賞に「風呂敷の家」(野尻 稔氏)、経済産業大臣賞に「衣替えを楽しむ住まい」(小石川正男氏ほか)が選ばれた。
 今回は「和室」がテーマとなっており、応募総数は昨年よりも5割増えて210件。学生の提案は全体の35%にのぼった。

 国土交通大臣賞に選ばれた「海陸風と住まう家」は、風と光を制御する建具に独創的な工夫が凝らされ、変化を楽しみながら空間を仕切る日本の伝統的な手法が生かされているところが高く評価された。

 表彰式のあいさつで、(財)住宅産業研修財団理事長の松田妙子氏は「今回の表彰を受け、今後も世界に誇れる日本の住まいをつくっていただきたい」と述べた。


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