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女性スタッフ中心で計画した「三井ガーデンホテル四谷」をオープン/三井不動産グループ

「三井ガーデンホテル四谷」外観
「コンフォートシングル」室内

 三井不動産(株)と(株)三井不動産ホテルマネジメントは3日、「三井ガーデンホテル四谷」(東京都新宿区、121室)をグランドオープンした。同ホテルチェーンとしては14施設目。ミュージアム一九九九(株)が建築後、竣工建物を三井不動産が一棟賃借し、三井不動産ホテルマネジメントがホテルとして運営するもの。

 建物は、地上11階地下1階建て。敷地面積571.40平方メートル、延床面積4,570.20平方メートル。JRおよび東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷」駅徒歩3分に立地。地下1階はワインバー&ショップの「BOTTEGA(ボッテガ)四谷店」、1階はイタリアンレストランの「PIZZA SALVATORE CUOMO(ピッツァ サルヴァトーレ クオモ)四谷店」が出店。2~9階がホテル客室。10~11階は賃貸住宅(13戸)となる。
 
 アンケート調査等で得られた女性のホテル利用者の声をもとに、設計やインテリアデザイン、運営方針などを女性スタッフが中心となり計画。ベージュ系の上品で落ち着きのある外観、ベージュ系を基調としたブラウン系の家具や備品を配したインテリアを採用した。
 客室では、シングルルームにバスタブタイプとシャワーブースタイプを用意。ダブルルームとシャワーブースタイプのシングルルームは、浴室・洗面台・トイレ等の水回りを分離して配置し、洗面台についてはLEDとダウンライトにより自然光に近い明るさを実現することで、ドレッサーとして利用できるようにした。
 また、レディースフロアを設定するとともに、レディースプラン等の宿泊プランを提供していく。

 客室料金は、モデレートシングル(16.5平方メートル、83室)が1万5,500円、コンフォートシングル(17.5平方メートル、15室)が1万6,500円、コンフォートダブル(20.5平方メートル、6室)が1万8,500円~、モデレートツイン(21.5平方メートル、14室)が2万円~、ユニバーサルツイン(32.0平方メートル、3室)が2万4,000円~。
 
 グランドオープンに先立ち開催されたプレス内覧会で、三井不動産ホテルマネジメント代表取締役社長・松本邦夫氏は「当ホテルチェーンは仙台や札幌でのオープンも予定し、既存ホテルのリニューアルも実施している。今後もお客さまの“記憶に残るホテル”となるよう、サービスの提供に努めていきたい」と語った。


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