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販売用不動産評価損の計上等で純利益80%減/積水ハウス09年1月期決算

 積水ハウス(株)は2日、2009年1月期決算を発表した。

 当期(08年2月1日~09年1月31日)の連結売上高は1兆5,141億7,200万円(前年同期比▲5.2%)、営業利益739億6,000万円(同▲32.6%)、経常利益770億7,200万円(同▲32.4%)、当期純利益115億1,600万円(同▲80.9%)の減収減益。最終利益の大幅減は、販売用不動産評価損約348億円、投資有価証券評価損約92億円等を特別損失計上したため。

 主力の工業化住宅請負事業は、高級路線を堅持しつつ中級商品の販売を開始するなどしたが、戸建住宅の売上高は4,307億7,300万円(同▲3.3%)にとどまり、全体の売上高は6,828億6,200万円(同▲3.1%)、営業利益587億2,200万円(同▲20.2%)となった。

 不動産販売事業は、都市開発事業で売却予定物件の解約があったことなどから当初計画を下回り、売上高3,172億7,800万円(同▲21.3%)、営業利益332億7,700万円(▲42.3%)となった。

 なお、次期については連結売上高1兆4,600億円、営業利益390億円、経常利益385億円、当期純利益190億円を見込んでいる。


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