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民間住宅ローン、「変動型」利用者45%まで増加/住宅金融支援機構調査

 (独)住宅金融支援機構は3日、「平成20年度民間住宅ローン利用者の実態調査(第3回)」結果を発表した。08年11月~09年2月に民間住宅ローンを借り入れしたユーザーにインターネットでアンケートしたもので、有効回答数は1,030件。
 
 住宅ローンの金利タイプ別シェアは、「全期間固定型」が20.6%と前回調査期間末の08年10月から3.1ポイントアップしたものの、「変動型」は45.1%(08年10月末比9.4ポイントアップ)と大幅に増加した。利下げや景気後退などを背景にした超低金利下で金利先高観が薄れ、返済負担の軽減を図るため変動型の利用割合が増えたもの。

 これを裏付けるように、今後1年間の住宅ローン金利見通しでは、「ほとんど変わらない」との回答が38.9%(同11.9ポイントアップ)まで拡大。特に、変動型利用者では、「ほとんど変わらない」との回答が46.9%(同11.5ポイントアップ)にのぼっている。


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