東急不動産(株)は4日、2009年以降首都圏で供給するマンションに、環境配慮に関する成果を数値でわかりやすく表示する取組みを、順次開始すると発表した。
住宅事業における地球温暖化防止・CO2排出削減への取組み・推進を数値で表示することにより、企業の社会的責任を果たしていくのが目的。CO2排出削減量を居住時の年間エネルギー消費量(CO2排出量)として算出、その削減量を、森林のCO2吸収量に換算して表示する。削減効果の表示は、現在販売中の「ブランズ六義園」(東京都文京区)より開始する。
同物件は「Low-E複層ガラス」「断熱サッシ」「全熱交換型24時間換気」「オール電化」「エコキュート」「蛍光灯」等の導入で、マンション全体のCO2排出量を、年間約40t削減できる。また、同物件ではCO2の排出が少ない「グリーン電力」を共用部の照明などに使用しており、2010年4月1日から1年間の使用量の一部に相当するグリーン電力証書を取得する予定。