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ウイークリーマンションの始祖、司建物管理が破産手続き開始

 司建物管理(有)(東京都品川区、代表者:川又幸彦氏)は4日、東京地方裁判所に自己破産を申請、同日破産手続き開始決定を受けた。負債総額は、約790億円。

 同社は、1962年創業。出張や受験などの短期宿泊ニーズに対応する、家具付きの短期賃貸借物件を提供する「ウイークリーマンション」や「マンスリーマンション」を首都圏一帯で展開。90年11月には売上高約118億円を計上していたが、バブル崩壊により大幅な債務超過となり、99年にウイークリーマンションの営業権を譲渡。2004年にマンスリーマンションとオフィスコンパートメント事業を別会社に移管し、同社は不動産オーナーからマンション等を借り上げるサブリース事業に特化した。

 しかし、09年2月、債権者がウイークリーマンション事業の売上げを差し押さえたため、今回の措置となった。


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