日本土地建物（株）と（株）新日鉄都市開発は19日、両社が開発を手がける「芝浦ルネサイトタワー」（東京都港区）が竣工したと発表した。
同ビルは、大学・オフィス・ホテルの3街区からなる複合開発地区「芝浦RENASITE（ルネサイト）」のオフィス棟として開発されたもの。2009年4月に開学する学校法人芝浦工業大学の新学部・デザイン工学部等のA街区、同ビルが立地するB街区、08年10月に竣工した「ホテルグレイスリー田町」のC街区から構成されている。
同物件は、JR・京浜東北線「田町」駅より徒歩4分、鉄骨造（一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造）地上19階地下2階、敷地面積3,216.78平方メートル、延床面積2万7,322.07平方メートルのオフィスビル。
「環境」「景観」「防災」の3ポイントからなる「まちづくりガイドライン」に基づき、防災備蓄倉庫の完備や災害時簡易トイレなど「防災」に基づいた機能を擁しており、災害時の地域支援に対応可能な施設となっている。
また、オフィススペースは広さ約307坪、天井高2.8mを確保、レイアウトがしやすいよう無柱空間としたフロアで、テナントのニーズに柔軟に対応できるつくりとしたほか、敷地の60％以上を公開空地とし、高さの異なる樹々を植樹、地域に潤いを与える緑の空間ををタワーの足元に配した。