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東証1部上場のアゼルが破産。負債総額442億円

 東証・大証第1部の(株)アゼルが30日、東京地裁へ破産手続開始を申し立て、破産手続き開始決定を受けた。負債総額は442億円。

 同社は、1957年創業。不動産、リゾート、レジャー等の事業へ進出、業容を拡大。83年12月に、東証2部へ上場。86年10月に、東証および大証1部へ上場した。

 しかし、不動産業界を取り巻く急激な変化、サブプライムローン問題に端を発する金融市場の混乱等により、分譲マンションの販売計画の大幅な遅れ、転売目的の収益物件売却不振により収益が悪化。他のディベロッパーからの請負工事代金回収の停滞に加え、建設事業の発注元の倒産による請負代金の多額の回収不能などにより、運転資金の確保ができなくなり今回の措置となった。


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