(株)プロパストは31日、2009年5月期第3四半期決算を発表した。
当期(08年6月1日~09年2月28日)の連結売上高は560億4,200万円(前年同期比▲34.3%)、営業損失は119億4,400万円(前年同期:営業利益197億3,000万円)、経常損失は150億5,000万円(同:経常利益158億1,900万円)、当期純損失は217億7,400万円(同:純利益86億7,900万円)。
資金繰りを確保することが重要課題であるとの認識のもと、人員削減や給与カットを行なうとともに、一部プロジェクトにおいて工事を見合わせるなど、資金の流出を抑制。また、一部プロジェクトについては事業主の譲渡を実施することで資金回収を図ったが、たな卸資産評価損として、売上原価に129億8,900万円、および特別損失に44億9,900万円を計上。大幅な赤字となった。
併せて、09年5月期の通期業績予想の修正を発表。
修正後の連結売上高は858億200万円(前回発表比15.0%増)、営業損失は116億3,800万円(前回発表:営業損失123億4,000万円)、経常損失は153億4,300万円(同:経常損失166億3,800万円)、当期純損失は220億6,800万円(同:純損失206億3,900万円)。
個別売上高は941億300万円(前回発表比26.7%増)、営業損失は111億8,300万円(前回発表:営業損失121億8,800万円)、経常損失は150億4,200万円(同:経常損失159億2,200万円)、当期純損失は223億5,200万円(同:純損失193億5,000万円)。
不動産開発事業を中心とした早期売却案件の発生に伴う売上高の増加により、売上高、営業利益、経常利益を上方修正したもの。一方、純利益については、子会社出資金売却損27億7,600万円を特別損失として計上したため、下方修正した。