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08年の既存住宅流通量47万戸台に、「流通指標」も初めて減少/FRK調査

 (社)不動産流通経営協会(FRK)は7日、2008年の「FRK既存住宅流通量推計結果」を発表した。

 今回は、07年の既存住宅の流通量およびFRK既存住宅流通指標(既存住宅流通比率)、ならびに08年の速報値(概算)を推計したものを公表した。
 なお、FRK既存住宅流通指標は、同年の新築住宅着工総数と既存住宅流通量の総数に対する、既存住宅流通量の割合を示したもの。既存住宅流通量については、建物売買による所有権移転個数をもとに、個人および法人によって取得された既存住宅の総流通量としている。

 それによると07年は、新築住宅着工数106万1,000戸に対し、既存住宅流通量は50万戸(前年比▲3.8%)、流通指標は32.1%(同3.4ポイントアップ)。
 08年は、新築住宅着工数109万3,000戸に対し、既存住宅流通量は47万戸(同▲6.0%)、流通指標は30.0%(同▲2.1ポイント)。一貫して増加傾向にあった流通指標が、初めて減少する結果となった。


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