2008年10月に民事再生法を申請したニューシティ・レジデンス投資法人(NCR)は7日、不動産・企業投資を行なうアメリカのLone Star Real Estate Fund(ローン・スター)グループとスポンサー契約を締結。東京地方裁判所に、再生計画案を提出した。
ローン・スターグループは、1997年から日本市場への投資を開始。これまでに累計約8,200億円超の不動産投資、その他企業投資、企業再生関連投資などを行なってきた。NCRは11月、ローン・スターグループの再生スキームを担うKFキャピタルが承認する支援実行者を割当先にした第三者割当で60億円を調達するほか、投資口の公開買い付けを実施。これらを原資に、再生債権元本と民事再生手続開始決定日の前日までの利息・損害金全額を弁済する。
また、5月13日開催予定の投資主総会で、資産運用会社をローン・スターグループが指定するハドソン・ジャパン(株)に変更する。再生債権については、約5年間で全額弁済し、金融商品取引所への再上場をめざす。