不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

市況冷え込むも、売上高77億円を確保/トーセイ09年11月期第1四半期決算

 トーセイ(株)は10日、2009年11月期第1四半期決算を発表した。

 当期(08年12月1日~09年2月28日)の連結業績は、売上高77億7,600万円(前年同期比▲78.8%)、営業利益12億8,300万円(同▲90.7%)、経常利益10億3,400万円(同▲92.3%)、四半期純利益6億4,300万円(同▲91.7%)。

 同社は前期より、棚卸資産の評価に関する会計基準の早期適用により、一定の流動性を回復した棚卸不動産の販売を促進するとともに、安定した収入を得られる不動産賃貸事業やフィービジネスに注力。

 主力の不動産流動化事業において、「国技館前トーセイビル」(東京都墨田区)、「中野東儀ビル」(東京都中野区)など、9件のバリューアップ物件を販売、売上高47億5,100万円(前年同期比▲85.1%)を確保。なお、一部物件に棚卸資産の評価に関する会計基準を適用し、2億3,200万円の簿価切下げを実施した結果、営業利益は7億9,400万円(同▲93.9%)となった。
 
 その他、不動産開発事業では売上高12億7,300万円(同▲46.6%)、営業利益2億4,400万円(▲29.7%)、不動産賃貸事業では売上高8億8,500万円(同6.3%増)、営業利益4億8,100万円(同11.1%増)、不動産ファンド事業では売上高1億9,000円(同▲38.1%)、営業利益3,500万円(同▲80.1%)、不動産管理事業では売上高6億1,600万円(同▲15.5%)、営業利益7,600万円(同30.2%増)、オルタナティブインベストメント事業では売上高5,900万円(同▲88.1%)、営業利益3,900万円(同▲66.7%)となった。

 なお、通期では、売上高428億2,900万円、営業利益41億4,700万円、経常利益30億400万円を見込んでいる。


最新刊のお知らせ

2025年6月号

本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス ご購読はこちら