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首都圏の地価下落ピーク過ぎる/野村不動産アーバンネット調査

 野村不動産アーバンネット(株)は20日、2009年4月1日時点の首都圏住宅地地価、中古マンション価格の実勢調査を発表した。四半期ごとに実施しているもので、調査地点は住宅地125地点、中古マンション217地点。

 住宅地調査では、4半期ベースで全体の43.2%が値下がり(前回:72.8%)となっている。しかし、その比率が半分以下となったことから、同社では「価格下落のピークが過ぎた」と分析している。値上がり地点も7.2%(同:0.8%)と増えた。

 1~3月期の住宅地地価は、首都圏平均で▲2.1%(前回▲4.0%)と下げ幅が縮小した。千葉県を除く各都県で下げ幅が縮小している。中古マンション価格も、首都圏平均で ▲1.5%(同▲1.9%)とやや下落率が縮小している。

 一方、年間ベースの地価変動率は、首都圏平均で▲11.4%(前回▲13.0%)と下落率が縮小。中古マンション価格変動率は、首都圏平均で▲6.3%(前回▲6.8%)とほぼ横ばいの推移となった。


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