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管理組合と地域住民との共生をめざし、社会貢献事業に注力/高層住宅管理業協会

「平成21年度は、90社を目標にモニタリング制度を実施し、法令遵守、業務改善等に努めたい」と語る、同協会理事長の黒住昌昭氏

 (社)高層住宅管理業協会は22日、第270回理事会を開催。終了後に、黒住昌昭理事長らが記者会見を行なった。

 理事会では、2008年6月に策定した「中期事業計画」の検討・実行状況に関する報告を中心とした、平成20年度事業報告を承認した。
 主な事業は、(1)地上デジタル放送移行に伴う問題点の申入れと、全国におけるセミナーの開催、(2)マンション管理実務通信講座、指定法人研修等の実施、(3)モニタリング制度に基づく法令遵守、業務改善等の指導、(4)30周年記念事業計画のとりまとめと、記念事業の実施、(5)理事会開催日に併せた記者懇談会開催の定例化、など。
 また、第30回通常総会に関する議案(平成20年度事業報告・収支決算、平成21年度事業計画・収支予算)も承認した。

 併せて、「平成20年度区分所有管理士試験」の合格者を発表。3月11日に行なわれた同試験の受験者総数は316人(前年度375人)、合格者は160人(同171人)、合格率は50.6%(同45.6%)だった。
 なお、合基準点は200点満点で114点、これまでの合格者は4,623人。
 
 記者会見で黒住理事長は、「30周年記念事業の一つとして、『“未来のマンション生活”子供絵画コンテスト』を実施する。子供たちの絵に描かれる夢や暮らしやすさを受け止め、住生活総合サービス業としてマンションの豊かな暮らしの実現をめざしていきたい。また、管理組合と地域住民との共生の実現を図り、こうした活動をとおして社会貢献事業にも注力していく」などと語った。


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