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新理事長に大橋正義・住友不動産販売社長が就任/FRK

「消費者の方々に満足していただける仲介サービスを提供できるよう、従業員教育の充実を図るとともに、不動産流通市場の透明性を高めるための取組みに注力したい」と語る、大橋正義新理事長

 (社)不動産流通経営協会(FRK)は23日、虎ノ門パストラル(東京都港区)において、第40回定時総会および理事会を開催。任期満了となる役員の選任ならびに平成21年度事業計画・収支予算案などを審議、可決した。
 新理事長には、住友不動産販売(株)代表取締役社長の大橋正義氏が就任。前理事長の岩崎芳史氏(三井不動産販売(株)取締役相談役)は顧問となった。

 今年度は、住宅・不動産市場活性化に向けた調査研究活動の拡充と政策提言活動の推進、不動産取引の適正化、コンプライアンス徹底等に向けた対応、消費者に対する効果的な広報活動の実施などが主な課題。併せて、今年度期限切れとなる住宅・土地税制の軽減措置等についての延長と、さらなる改善の要望も行なっていく。

 懇親会であいさつした大橋新理事長は、「政府与党の思い切った経済対策が迅速に講じられるため、不動産流通市場の状況を行政に的確に伝える橋渡し役として、よりいっそうの努力が必要となる。また、消費者の方々に、既存住宅市場に関心を持っていただくための広報・普及活動にも注力していく。既存住宅市場が新築市場に匹敵する“流通新時代”を迎えられるよう、尽力していきたい」などと抱負を述べた。


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