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09年1~3期、中古・新築戸建ての成約が増加/東日本レインズ

 (財)東日本不動産流通機構は24日、2009年1~3月の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。

 同期の首都圏中古マンション成約件数は8,120件(前年同期比1.7%増)と、2期ぶりに前年同期を上回った。都県・地域別にみると、東京都が 3,708件(同4.0%増)、埼玉県1,065件(同3.5%増)、千葉県1,203件(同▲1.8%)、神奈川県2,144件(同▲1.2%)だった。

 成約単価は、1平方メートル平均で37万7,400円(前年同期比▲6.7%)で、3期連続で前年同期を下回った。都県別では、東京都48万9,900 円(同▲9.4%)、埼玉県24万2,800円(同▲4.5%)、千葉県23万8,400円(同▲5.9%)、神奈川県34万8,200円(同▲5.1%)となった。

 成約物件価格は、2,506万円(同▲5.1%)で、前期比では3期連続のマイナス。成約物件の平均専有面積は、66.40平方メートル(同1.8%増)と拡大傾向となった。
 なお、成約物件の平均築年数は16.57年であった。

 また、新規登録物件の1平方メートル当たり単価は44万5,600万円(同▲14.8%)、平均価格は2,677万円(同▲14.7%)と、下落幅が拡大している様子が明らかになった。

 なお中古戸建住宅の成約件数は2期ぶりに前年同期を上回ったが、成約物件の平均価格は同機構が設立した1990年以来、初めて3,000万円を下回った。

 なお、新規戸建住宅の新規登録物件の平均価格は12期ぶりに4,000万円を下回ったが、成約件数は前年同期比で2割を超える大幅な増加となっている。


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