三鬼商事(株)は8日、2009年4月末時点の東京のオフィスビル市況調査を発表した。
東京ビジネス地区(都心5区)の空室率は、平均で6.79%(前月比0.74ポイントアップ)となり、都心5区全体で、この1ヵ月に空室面積が約5万2,000坪増加した。
また、港区の4月時点の平均空室率は7.42%と前年同月比で2.95ポイントと大幅に上昇した。
港区は、2008年の新規供給量が都心5区でもっとも多く、新築ビルの募集状況は概ね順調に推移したものの、既存ビルについては空室在庫の増加が続いたことが原因と同社は見ている。
なお、大阪ビジネス地区のオフィスビル空室率は、8.36%(同0.31ポイントアップ)となった。