（社）不動産協会は15日、第49回通常総会を開催。2009年度事業計画および収支予算案などを承認・決定した。
今年度事業計画としては、（1）住宅投資の促進、（2）都市・地域再生の推進、（3）JREIT市場の再生と不動産投資市場の活性化、（4）2010年度税制改正に関する要望、などを行なっていく。
また、役員専任の承認および役員の改選では、理事長に岩沙弘道氏（三井不動産（株）取締役社長）を再任。副理事長には、高島準司氏（住友不動産（株）取締役会長）と簑原克彦氏（阪急不動産（株）取締役社長）の退任に伴い、小野寺研一氏（住友不動産（株）代表取締役社長）と、谷口宗男氏（近鉄不動産（株）取締役社長）が新任した。
総会後の懇親会であいさつした岩沙理事長は「政府による経済危機対策では、住宅取得のための贈与税の非課税措置の拡充などにより、住宅不動産に動きが出てきており、その手ごたえを感じている。今後もニーズにあった物件の供給などにより日本経済の回復に寄与していきたい」と語った。