ジョイント・リート投資法人(JOR)は15日、2009年3月期決算を発表した。
当期(08年10月1日~09年3月31日)の運用状況は、営業収益34億3,200万円(前期比2.1%増)、営業利益16億9,800万円(同0.3%増)、経常利益11億4,000万円(同▲2.3%)、当期純利益5億7,400万円(同▲50.8%)で、1口当たり分配金は5,484円となった。
今期は住居1物件(取得価格8億7,000万円)を取得し、ポートフォリオは計53物件・総額999億1,000万円となった。
住居については、積極的なリーシング活動を展開した結果、3月末現在で稼働率93.5%を維持。商業施設については、テナントとの協働によるイベント展開や長期の賃貸借契約を締結するなど安定化を図った結果、3月末現在で稼働率99.9%と高稼働率を維持している。
なお、当期取得予定であった「(仮称)ジェイフラッツ五条高倉」と「ジェイフラッツ初台」の取得中止に伴ない、同物件にかかる不動産を主な信託財産とする信託受益権譲渡契約の解約を決定、売買代金20%に相当する精算金合計5億6,500万円を特別損失(違約金損失)として計上、大幅減益となった。
次期(09年4月1日~9月30日)は、営業収益34億3,400万円、営業利益16億8,300万円、経常利益10億6,000万円、当期純利益10億5,900万円を見込む。