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堅実な寮事業と好調なホテル事業で増収に/共立メンテナンス09年3月期決算

 (株)共立メンテナンスは15日、2009年3月期決算を発表した。

 当期(2008年4月1日~09年3月31日)の売上高は823億300万円(前年同期比8.9%増)、営業利益は53億4,900万円(同19.1%増)、経常利益は45億1,000万円(同8.2%増)、当期純利益は21億3,300万円(同▲22.2%)。
 なお、当期純利益の大幅な減少は、株式市場の低迷により投資有価証券評価損が発生し、予定していた不動産売却を一時延期したことによるもの。

 寮事業では、学生寮において利用実績学校数が1,573校、契約者数が1万6,736人(前期比4.7%増)となり、売上高は221億3,900万円(同7.8%増)に。社員寮では、利用実績企業数が1,203社、売上高は95億1,100万円(同2.7%増)となった。また、ワンルームマンションタイプの寮として開発供給を強化しているドミール事業は、入居者数3,888人(同5.2%増)、売上高は34億5,600万円(同1.9%増)に。これらの結果、事業全体の売上高は375億1,500万円(同5.0%増)、営業利益は57億1,600万円(同4.7%増)となった。
 ホテル事業では、当期は新たにビジネスホテル事業として「天然温泉 六花の湯 ドーミーイン熊本」など5事業所、リゾートホテル事業として「ラビスタ函館ベイ」を新規オープン。販路の拡大およびコスト管理の徹底などが奏功した結果、全49事業所の売上高は251億4,800万円(同23.5%増)、営業利益は1億300万円(同5億6,000万円増)と大幅な増益となった。

 次期については、連結売上高は892億1,000万円、営業利益は58億9,000万円、経常利益は46億9,000万円、当期純利益は23億7,000円を見込んでいる。


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