(株)新日本建物は1日、同社が事業化を推進した分譲マンション「アクアリーナ川崎・トリノタワー」(川崎市幸区、総戸数395戸)が「平成21年度市街地再開発等関係功労者等表彰」を受賞、5月28日に東京都内で表彰式が行なわれたと発表した。
「市街地再開発等関係功労者等表彰」とは、(社)全国市街地再開発協会が毎年、市街地の再開発、市街地住宅の整備、住宅地区の環境整備、密集市街地の整備およびマンションの建替え等に関し、顕著な功績または特に推奨に値する業績のあった者または団体に対し表彰するもの。
同事業は官民一体のプロジェクトで、鉄筋コンクリート造、敷地面積7,984.09平方メートル。JR東海道線「川崎」駅徒歩14分に立地。
多摩川堤外地である多摩川の屈曲点にあたり、たびたび水害に見舞われていた地域であったため、優良建築物等整備事業とスーパー堤防整備事業の合併施行を進めることで、都市防災や市街地環境の課題を解決。あわせて、敷地内に公開空地を設けて多摩川へのアクセス性を向上させ、視覚的な広がりにも配慮した。以上の多摩川に隣接した立地特性を活かした都市部にふさわしい都市型住宅市街地の整備を進めたことが、今回の受賞につながったとしている。