既存住宅の流通とリノベーションに携わる事業者による一般社団法人「リノベーション住宅推進協議会」が、7月2日に発足する。これに先立ち6月5日、入会検討者向けの説明会が開かれた。
同協議会は、リノベーションに関する技術や品質の標準化、普及・浸透事業などを行なうことにより、既存住宅の流通活性化に寄与することを活動目的としている。優良なリノベーションの品質基準を定義。技術水準や品質の向上、普及・広報活動、情報の収集・提供などを行なっていく予定。
なお、5日時点の入会内定企業は、正会員が(株)インテリックス、(株)リビタ、(株)ブルースタジオ、(株)アートアンドクラフト、(株)トータルエステート、山田建設(株)、(株)ライフデザイン、賛助会員が(株)リクルート、(株)ネクスト、(株)オールアバウト。会長には山本卓也氏(インテリックス代表取締役)、副会長には内山博文氏(リビタ常務取締役)がそれぞれ就任予定。
説明会の席上、山本会長は「リノベーションに対する消費者の認知度は低く、また事業者によって定義に差があり、既存住宅の流通の大きな妨げになっている。消費者に安心してリノベーション住宅を選んでいただけるよう、品質基準を定め、普及活動を行なっていく。宅建業者だけではなく、建設業者、メーカー、金融機関など多くの企業に参加していただきたい」などと述べた。
7月2日には発足式を開催する予定。初年度の会員は50社をめざす。問合せ先は、同協議会事務局(インテリックス内、TEL:03-5766-7070)まで。