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建物の美観を維持する光触媒塗装を開発/旭化成ホームズ

 旭化成ホームズ(株)は16日、旭化成(株)基盤技術研究所、および旭化成ケミカルズ(株)との共同研究により、長期耐久性と優れた防汚性を兼ね備えた光触媒コーティング「デュラ光」を開発したと発表した。

 従来の一般的光触媒塗装は耐用年数15年程度以下のものが多く、30年耐久の光触媒塗装が存在しなかったこと、途中で再塗装できる施工品質の確保が難しかったこと、などの問題を解決するため、今回の開発に至ったもの。

 「デュラ光」は、業界初となる耐用年数30年の高耐久型のため、同社メンテナンスプログラムの30年目の計画的メンテナンス時期まで性能を維持できる。また、光触媒と親水物質とを組み合わせたハイブリッド設計により、光があたらなくても常に親水性を保ち、静電気を帯びにくく汚れを付着させにくくする特徴を持つ。
 さらに、築30年目の外壁防水再塗装工事の際に光触媒コーティングも再塗装することができるため、30年目以降も含めた長期間にわたり外壁の美しさを維持することが可能。

 なお、1コート(1層塗装)化によりコストダウンも実現。40坪の場合の価格は約20万円(2コートの場合は50万~60万円)。7月1日より販売開始予定。


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