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住宅の省エネ性能示す「省エネラベル」を策定/国土交通省

住宅省エネラベル(登録建築物調査機関評価用)
住宅省エネラベル(自己評価用)

 国土交通省は16日、住宅の省エネ性能を示すための「省エネラベル」を策定、同ラベルを使った消費者への住宅省エネ性能の情報提供についての指針を定めた。

 2008年の「エネルギーの使用の合理化に関する法律」の一部改正(改正省エネ法)により、住宅事業建築主の新築する特定住宅(分譲戸建住宅)の販売又は賃貸の事業を行なう者は、外壁、窓等の断熱性及び建築物に設置する空気調和設備等におけるエネルギー利用の効率性についての性能を表示するよう、消費者への情報提供に関する努力義務が規定された。そのため、消費者が住宅省エネ性能の判断基準とできるよう、「ラベル」を使った情報提供方法を定めたもの。

 「省エネラベル」は、住宅の外壁、窓等の断熱性能に加え、暖冷房設備や給湯設備等の建築設備の効率性についても総合的に評価。「住宅事業建築主の判断の基準」に適合する場合、その旨を表示する。また、総合的な省エネ性能に加え、外壁、窓等の断熱性能について、省エネ判断基準(1999年基準、次世代省エネ基準)への適合状況を表示する。

 登録建築物調査機関の評価を受けた上で表示する場合は緑のラベル、建築主等が自ら性能を評価して表示する場合は青のラベルを用いる。


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