総務省は16日、二人以上の世帯における「家計調査報告(貯蓄・負債編)」平成20年平均結果速報を発表した。
これによると、1世帯当たりの貯蓄現在高は1,680万円で、前年(1,719万円)に比べ2.3%の減少。このうち勤労者世帯では1,250万円(前年1,268万円)となった。
また、負債現在高は498万円で前年(505万円)に比べ1.4%の減少。このうち勤労者世帯では652万円(前年664万円)となった。
貯蓄現在高階級別の世帯分布をみると、平均値1,680万円を下回る世帯が約3分の2(67.6%)を占め、貯蓄現在高の低い方に偏ったものとなっている。
負債保有世帯における負債現在高階級別の世帯分布をみると、平均値(1,211万円)を下回る世帯が約6割(59.2%)を占め、負債現在高の低い方に偏ったものとなっている。
世帯主が60歳以上の世帯では、貯蓄現在高が2,500万円以上の世帯が約3分の1を占めた。また、負債現在高および負債保有世帯の割合が最も高いのは、世帯主が40~49歳の世帯となった。