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住宅の瑕疵に関する相談、「雨漏り」がトップに/国交省調査

 国土交通省は9日、「住宅の瑕疵・不具合に関する消費者からの相談状況について」(2009年度第1四半期)を発表した。

 消費者保護の観点から、住宅の瑕疵・不具合に関する消費者からの相談状況を公表するもの。(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターに寄せられた、戸建・マンション、持家・賃貸を含むすべての住宅が対象。集計期間は4月1日~6月30日。

 これによると、全住宅供給業者に関する相談件数は1,155件で、供給1,000戸当たりの年間相談件数は4.29件となった。
 相談のうち、事業者名が判明している相談件数は107件。そのうち、年間供給戸数が1,000戸を超えている事業者は24社で、相談件数は72件。供給1,000戸当たりの年間相談件数は1.08件となった。

 不具合の内訳は、「雨漏り」が164件でトップに。以下、「ひび割れ」「剥がれ・外れ」「漏水」が続いた。
 不具合部位の内訳のトップは「床」が263件。続いて「外壁」「内壁」となった。


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