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50歳代以上の建替え層向け、勾配屋根系商品「へーベルハウス 新大地プレミアム」発売/旭化成ホームズ

「新大地プレミアム」プロトタイプ外観イメージ
「今後は屋根系の商品に力を入れていく」と述べる同社代表取締役社長兼社長執行役員の波多野信吾氏

 旭化成ホームズ(株)は10日、8月1日から発売する勾配屋根2階建て戸建住宅「へーベルハウス 新大地プレミアム」を発表した。

 同商品は、都市部住宅地や近郊の古い分譲地などの建替市場に向け、落ち着いた和の佇まいをテーマとして開発した、鉄骨軸組制震フレーム造の戸建住宅。
 ブラウンカラーの堆積土調の外壁をベースとしたカラーコーディネーションで、外観は、いぶし銀色の粘土瓦で葺かれた大きな下屋と大屋根による軒先の水平ラインを強調。既存の庭や緑を生かす「五感の庭」や「眺めの窓」といった外構計画手法を提案している。

 同社は、従来50%を維持してきた建替え比率が昨年度下期より減少傾向にあり、この建替え層のターゲットである50代以上は屋根志向が強いことから、フラット屋根系商品に加え、今後は勾配屋根系の落ち着いたタイプにも力を入れていく方針。

 10日の説明会で、同社代表取締役社長兼社長執行役員の波多野信吾氏は「若い世代が家を建てるのは難しくなってきている。今後は、お金と土地を持っている50代以上の親世帯と同居するケースが多くなる。50代以上の建替え需要層を中心に幅広い世代に好まれやすい商品にした」などと述べた。

 販売地域は、関東、東海、関西、山陽、九州北部。本体価格は3.3平方メートル当たり70万円(税込み)から。初年度販売目標は300棟を予定。


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