ビ・ライフ投資法人(BLI)は15日、民事再生中のニューシティ・レジデンス投資法人(NCR)の再生計画案が、同日開催の債権者集会で否決されたことを受け、これに替わる再生支援計画を示し、NCRを支援する意向を表明した。
NCRは、米投資ファンドのローン・スターグループをスポンサーとした再生計画案を提出していた。しかし、債権者集会では、同再生案が否決されるとともに、大口債権者からBLIおよび大和ハウス工業(株)などを新たなスポンサーとした再生計画案が提案された。同再生案では、BLIとNCRを合併等することで、NCRの破産を回避するとしている。
なおNCRは、「提案のあった再生案は、現時点では法的にも困難である」とし、9月9日に改めて債権者集会を開き、現行の再生案の承認をめざす。