(社)住宅生産団体連合会はこのほど、2008年分(08年1月1日~12月31日)の低層住宅建築工事における労働災害発生状況の集計分析結果を発表した。住宅連構成団体のうち6団体の会員企業882社(年間完成棟数:新築17万4,469棟、増改築・リフォーム23万2,307棟)から回答を得た。
労働災害件数(休業4日以上の災害で、一人親方、事業主災害等を含む)は、549件(前年606件)、完工棟数千棟あたりの労働災害発生数は3.2件(同3.6件)であった。企業規模(完成棟数)別の完工棟数1,000棟当たりの労働災害発生数では、年間完工棟数が499棟以下の規模の企業において前年比で増加した。
作業分類別の労働災害発生状況では、建方および内部造作工事中の災害発生率合計が前年より8.6%上昇し全体の5割を占めた。
原因・型別労働災害発生状況では、墜転落災害の比率が最も多く49.4%、次いで工具災害22.6%ととなった。