(社)プレハブ建築協会は17日、「平成21年度報道関係者見学会」を開催した。
同見学会は同協会住宅部会 広報企画分科会が、プレハブ住宅業界への理解を深めるために報道者向けに開催しているもの。今年は、パナソニックセンター東京「エコアイディアハウス」(東京都江東区)と、トヨタホーム工場「トヨタ自動車 山梨事業所」(山梨県南アルプス市)の見学会が行なわれた。
パナソニックセンター東京は、住空間から設備、情報システム、家電製品まで総合的に「生活快適空間」を体験できるショールーム。「プラズマ技術コーナー」では、最先端の技術から、環境へ配慮した研究開発までパナソニックの最新技術を紹介。「フューチャーライフウォール」コーナーでは、壁一面が大型ディスプレイの未来テレビを展示。
また、必要なエネルギーは、燃料電池、太陽光発電、蓄電池の組合せでまかない、CO2排出量をゼロにすることを想定した「エコアイディアハウス」では、ヒートポンプ技術をはじめ、トイレやバスタブなどの水回りに採用される傷が付きにくい「有機ガラス系素材」、LED照明など多数の商品が紹介された。
一方、トヨタホーム工場「トヨタ自動車 山梨事業所」では、ユニット住宅の鉄骨フレームづくり、ユニットの組立て、内装の取付け、最終検査など一連の現場施工の見学が行なわれた。なお、同事業所は、敷地面積15.5万平方メートル、生産能力は年間1,400戸。生産品目は、ユニット住宅、鉄軸住宅、スチールハウス。