(株)東急ホームズは23日、定価制リフォーム商品「暮らしアップ」シリーズの新商品「暮らしアップ GREEN」の発売に先駆け、記者向けの説明会を開催した。
今回発売となる「暮らしアップ GREEN」は、環境負担低減などを進めていく「グリーンビルディング」思想を基本理念とし、環境配慮と経済メリットを両立させたもの。
具体的には、CO2排出量削減や節水を実現する「省エネ、省資源」や自然素材や高耐久資材を採用する「安心、安全、快適性」、水道光熱費の削減や建物維持費を軽減する「光熱費削減」、耐震・省エネなどの利用による「減税、補助金」の積極的な活用を実現していく。
今回発売となる商品は2種類で、標準仕様の「暮らしアップ GREEN『BASIC』」では、1階に高耐久なワンラブフロアを採用し、珪藻土クロス(LDKのみ)を使用。また、外装には断熱遮熱水性塗料「ガイナ」を塗装し、屋根コロニアル葺き替えにより屋根部分の熱気や湿気を外に排出する「熱シャット工法」を取り入れる。
そのほか、住宅設備には魔法瓶浴槽、食洗機・浄水器装備キッチン、節水トイレや省エネ給湯器のエコジョーズを採用する。価格は36坪で923万9,000円(税込み)。
また、光熱費ゼロモデル「暮らしアップ GREEN『GREEN ENERGY』」は、『BASIC』仕様に太陽光発電とヒートポンプ型電気温水器のエコキュートを追加、オール電化とすることで、ライフサイクルコストの削減を実現する。価格は36坪で1,244万9,000円(税込み)。
同シリーズは年金受給前のアクティブシニアをメインターゲットとしており、イニシャルコストに加え、ライフサイクルコストを個別に提案することで、販売を促進していく。
同社暮らしアップ事業本部長の阿部信行氏は「『暮らしアップ GREEN』は、“グリーンビルディング思想”に加え、『低炭素社会の実現』という社会の時流を形にしたもの。『暮らしアップ』シリーズは今年で3年目となるが、「暮らしアップ GREEN」をもって、着実な足固めの時期としていきたい」と語り、2009年度の目標として840棟、受注額105億円を挙げた。
なお、25~26日にかけて「有明ショーサイト」(東京都江東区)で『暮らしアップGREEN』発表会・相談会を開催する。同商品は25日から発売。詳細は以下ホームページより。