（株）細田工務店は24日、国土交通省の「長期優良住宅先導的モデル事業」に採択された「センターキュービックコア」を採用した新商品「創造空間『軸』」の概要を発表した。
「センターキュービックコア」とは、日本の伝統的な工法で、「堅牢さ」と「回遊動線を生かした自由な間取り」を実現する「大黒柱」に着目して開発された、階段室周囲の多機能空間のこと。床下空間と小屋裏空間を含めて家を縦に結び、外壁以外の耐力要素を集約することで、耐震性・可変性を両立し、配管経路を集約することで、更新・メンテナンス性を高めている。
「世代を紡ぐ時間の軸」「家族構成に合わせて変化する空間の軸」「時間を経ても変わらない性能を維持する構造の軸」の3つの「軸」の意味を込め、同社の長期優住宅の商品名を「創造空間『軸』」と名付けた。
また、長期優良住宅の認定基準をクリアした仕様を標準としているため、住宅ローン控除や固定資産税などの住宅取得や保有に関する税制優遇が適用される。
同社では、同商品を注文住宅はもちろん、建売住宅事業においても展開していく、としている。