不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

ベルギー大使館建替計画の民間棟「二番町センタービル」、31日に竣工/三菱地所

「二番町センタービル」外観
「二番町センタービル」基準階

 三菱地所(株)は27日、ベルギー王国との共同プロジェクトである(仮称)ベルギー大使館建替計画民間棟の名称を「二番町センタービル」(東京都千代田区二番町)に決定。31日に竣工すると発表した。同日、同ビルおよび同ビル上層階部分に併設する賃貸レジデンス「二番町テラス」を報道陣に公開した。

 同ビルは、東京メトロ有楽町線「麹町」駅より徒歩1分に位置。敷地面積は6,490.46平方メートル、延床面積は44,343.86平方メートル、地上13階・地下2階建て。建築主は、同社や三井物産(株)が出資するSPC(有)まちづくりインベストメント。

 環境面への配慮として、壁面緑化、屋上緑化を施したほか、植栽計画ではベルギー産のマロニエを植樹。敷地内広場にはベルギー産の天然石であるブルーストーンを敷くなど、ベルギーらしさを演出している。
 
 1~8階のオフィス部分「二番町センタービル」は、基準階面積3,326.69平方メートルの無柱空間、天井高2,850mmと開放感あふれる空間。すでに8~9割のテナントが決定している。
 9~13階の「二番町テラス」は、総戸数58戸。専有面積84~257平方メートルの1LDK~4LDK。58タイプすべて間取りが異なり、平均賃貸予定価格は1万6千円/坪。付帯施設として、ジム、コンシェルジュデスクが置かれる。募集開始は8月上旬、入居は8月下旬の予定。
 
 なお、同建物に隣接する「ベルギー王国大使館」については、10月末の竣工予定。今回竣工する民間棟と合わせた一帯を「ベルギー・スクエア」の呼称にする予定。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら