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建築工事売上高増も、利益率低く減益/京阪神不動産09年3月期第1四半期決算

 京阪神不動産(株)は28日、2009年3月期第1四半期決算短信を発表した。

 当期(09年4月1日~6月30日)は、連結売上高31億8,000万円(前期比2.4%増)、営業利益11億800万円(同▲14.0%)、経常利益10億2,700万円(同▲16.6%)、当期純利益3億6,300万円(同▲50.7%)。既存ビルで一部テナントの退去により賃貸収入は減少したものの、建築請負にかかる工事売上高が増加。利益率の低い工事売上の割合が増加したことや、特別損失に投資有価証券の評価損を計上したことから減益となった。

 セグメント別では、土地建物賃貸事業が売上高25億7,800万円(同▲9.0%)、営業利益10億4,000万円(同▲19.0%)となった。
 ビル管理事業は、「データセンタービル」へのテナント入居工事にかかる設計監理業務の受託により、売上高1億6,100万円(同3.1%増)、営業利益5,700万円(同16.6%増)を計上。その他の事業は、「データセンタービル」へのテナント入居に伴う、建築請負の工事売上高が増加したため、売上高4億4,000万円(同280.3%増)、営業利益9,600万円(同223.8%増)と大幅な増収増益となった。

 通期は、連結売上高118億円、営業利益41億円、経常利益36億円、当期純利益20億円を見込む。


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