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減収減益も、通期の利益予想は上方修正/タカラレーベン10年3月期第1四半期決算

 (株)タカラレーベンは29日、2010年3月期第1四半期決算を発表した。

 当期(09年4月1日~6月30日)の連結売上高は94億4,700万円(前年同期比▲34.9%)、営業利益は9,400万円(同▲96.0%)、経常損失は1億6,500万円(前年同期:経常利益21億700万円)、当期純損失は2億800万円(同:純利益11億9,300万円)。

 不動産販売事業では、新築分譲マンション261戸および新築戸建分譲や中古マンション分譲により、売上高は84億1,300万円となった。
 不動産賃貸事業では、賃貸マンションおよびその他事務所・店舗からの賃貸収益により、売上高3億3,000万円を計上。
 不動産管理事業では、住居用マンション419棟(2万956戸)からの管理収益により、売上高は4億6,900万円。
 その他事業では、マンション分譲に伴うオプション工事の受注による収入や、不動産販売代理受託手数料等により、売上高は2億3,400万円となった。

 併せて、第2四半期、通期の業績予想を修正。

 修正後の第2四半期連結業績予想は、売上高269億1,000万円(前回発表比7.3%増)、営業利益15億1,000万円(前回発表値3,000万円)、経常利益9億6,500万円(同▲5億円)、当期純利益7億7,000万円(同▲7億3,000万円)。第1四半期において、販管費の大幅な削減が実施できたこと、および買取再販事業と中古再販事業における契約進捗が想定より進んだことにより、上方修正したもの。

 通期連結業績予想は、売上高504億4,000万円(前回発表比▲10.0%)、営業利益20億1,500万円(同3.9%増)、経常利益8億9,000万円(同7.2%増)、当期純利益5億円(同25.0%増)。買取再販事業において売上げが大幅に減少するものの、販管費の抜本的見直しを行なったことにより、利益は予想を上回る見込みとなった。


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