東京建物(株)は31日、2009年12月期第2四半期決算を発表した。
当期(09年1月1日~6月30日)の連結業績は、営業収益1,477億4,000万円(前年同期916億5,400万円)、営業利益157億2,100万円(同152億9,700万円)、経常利益111億1,100万円(同119億5,000万円)、四半期純利益21億6,000万円(同70億4,400万円)。
賃貸事業では、「大崎センタービル」(東京都品川区)などの新規稼働のほか、商業施設やサービスアパートメントの通期稼働などによって増収となったものの、SPC配当収益が減少。この結果、営業収益は300億円4,500万円(前年同期比9.9%増)、営業利益は108億7,400万円(同▲15.6%)を計上した。
分譲事業では、マンション・戸建て販売や、大規模複合施設「オリナスタワー」(東京都墨田区)の土地売却益を売上に計上。この結果、営業収益は981億5,800万円(同149.3%増)、営業利益は91億8,800万円となった。なお、現在販売中の分譲マンション等において、たな卸資産評価損47億1,700万円を営業原価に計上した。
その他事業では、不動産流通事業において、不動産取引の低迷を受け仲介手数料収入等が減少。この結果、営業収益は195億3,700万円(同▲21.7%)、営業損失は9億9,300万円となった。
通期は、営業収益2,700億円、営業利益300億円、経常利益200億円、当期純利益60億円を見込んでいる。