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棚卸し資産評価損計上なく、当期純利益40%増/住友不10年3月期第1四半期決算

 住友不動産(株)は6日、2010年3月期第1四半期決算を発表した。

 当期(09年4月1日~6月30日)の連結売上高は1,493億6,600万円(前年同期比▲8.4%)、営業利益382億9,000万円(同▲4.8%)、経常利益305億4,900万円(同▲9.4%)、当期純利益170億円(同40.4%増)。最終利益の大幅増は、前年同期計上されていたたな卸資産評価損137億円がなくなったため。

 不動産賃貸事業は、昨秋以降の急速な需要縮小で期末空室率が6.0%(同1.8ポイントアップ)まで拡大。営業収益794億2,700万円(同▲0.3%)、営業利益334億9,900万円(同1.2%増)とほぼ前年並み。不動産販売事業は、マンション計上戸数が574戸(同▲31.1%)と減り、営業収益292億3,600万円(同▲31.1%)、営業利益36億3,400万円(同▲54.0%)と大幅減となった。
 
 なお、通期では、連結売上高7,200億円、営業利益1,360億円、経常利益1,000億円、当期純利益510億円を見込んでいる。


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